ユーザビリティ(使い勝手)へのこだわりはWEB戦略の基本
使う側の気持ちになってサイトを作る
企業や団体が公式ホームページを作成するような場合、このページを閲覧するユーザーの立場になって考えることは、WEBマーケティングの基本となります。
ユーザビリティにこだわって作成したサイトは、徐々に閲覧数も増えてくるものです。
ユーザビリティの良さとは何かということについてはピンとこない場合もあるのですが、普段何気なく見ているパソコンサイトのことを思い出してみると分かってきます。
例えば「学習のしやすさ」は大きなポイントです。
リンクページに飛ぶ場合のリンクカラーが基本的にすべて同じ色になっている場合、ユーザーが何度かこのサイトを閲覧すると記憶しやすくなります。
従って、知りたい情報をサイト内で探す場合も、探しやすいように感じるのです。
しかしリンクカラーに数色を使っていたような場合、ユーザーは使いにくさを覚えます。
使い方を覚えるのが面倒だと感じれば、他に同種のサイトがあった場合、より使いやすいサイトから情報を得ようとしてユーザーが離れていってしまいます。
WEBマーケティングでは、こういったユーザー側の心理も踏まえておく必要があるのです。
WEBマーケティングのユーザビリティで重要な効率性
サイトを訪れるユーザーは、なるべく入力項目を少なくするなど効率よく使えることを望んでいます。
例えば鉄道の乗り換えサイトが好例です。
こういったサイトの場合、ユーザーは利用する日にち、乗車駅、降車駅、経由駅、出発もしくは到着時刻などを入力して情報を探しますが、一旦入力して検索した内容から、一部を変更した情報を得たい場合もあります。
降車駅のみを変更したい場合、一旦検索で抽出されたページから戻って入力をし直さなければなりません。
この場合、降車駅のみを入力し直せるなら効率が良いですが、日にちや出発駅などの他の情報もすべて再入力しなければならないような場合は、非常に面倒に感じられるものです。
同じことを何度も入力することに対して、ユーザーは非常にストレスを感じるので、このようなユーザビリティについて十分に認識しておくことは、WEBマーケティングの基本になります。
使いやすいサイトは閲覧数が伸び、その成果はやがて業績に現われるようになるでしょう。